6年ぶりのナンバリングタイトルとなる『逆転裁判5』。本作のことをお話する前に、お伝えしたいことがあります。「もう5作目なんだ。いまから始めるのもなあ」と思っているアナタ! 大丈夫です。置いてきぼりにされることはないので、思い切って『5』から始めちゃいましょう。そして、「シリーズは途中までやったけど……」というアナタ。大丈夫です。『5』は遊びやすく進化しているのでストレスなし! シリーズでおなじみのキャラクターも登場したり、ニヤリとできるネタも散りばめられているので、“『逆転』熱”が再燃すること間違いなし!
[関連記事]「『逆転裁判』シリーズは未プレイだけど、『5』から遊んでも大丈夫かな?」そんなアナタの背中を江城Pがグッと押すインタビューをお届け!
あ、それともうひとつ、大事なお知らせが。ワタクシ、『逆転』シリーズは『逆転検事』、『逆転検事2』も含めてすべてクリアーしていますが、『逆転裁判5』はシリーズ最高傑作です。最初にそれだけは言っておこうと思います。ではドコがいいのかお伝えする前に、まずはサックリ本作のセツメイを。
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あ、それともうひとつ、大事なお知らせが。ワタクシ、『逆転』シリーズは『逆転検事』、『逆転検事2』も含めてすべてクリアーしていますが、『逆転裁判5』はシリーズ最高傑作です。最初にそれだけは言っておこうと思います。ではドコがいいのかお伝えする前に、まずはサックリ本作のセツメイを。
『逆転裁判5』は、被告人の無実を証明するため、現場調査で集めた証拠を武器に法廷で熱いバトルをくり広げる『逆転裁判』シリーズ最新作。初代『逆転裁判』~『逆転裁判3』までで主人公を務めた成歩堂龍一(ナルホドくん)が8年振りに弁護士に復帰し、部下の王泥喜法介(オドロキくん)や、新米の希月心音(ココネ)とともに難事件に立ち向かいます。ちなみに、オドロキくんは前作『逆転裁判4』の主人公。今回の『5』は、『4』の1年後の物語に当たります。
●濃~いキャラクターが魅力的
『逆転』シリーズといえば、キョーレツな個性のキャラクターたち! 裁判の証人たちもツワモノ揃いです。本作は、初の試みとして3Dモデルで表現されているので、表情がよりイキイキとしていますし、アクションも奇想天外です。ここでは、登場キャラクターの中から、とくに印象深かった人を3人挙げてみました。
▲美葉院 秀一(ビヨウイン)
第2話“逆転の百鬼夜行”に登場する、市長の秘書。美容マニアでオリジナルブランドを持つほど。肩の飾りはパットか肩章かと思いきや、その正体がわかったときの衝撃ったら……。 |
▲宇和佐 集芽(アツメ)
第3話“逆転学園”の舞台、私立テミス法律学園の3年生。ダンボールを被って、情報収集にいそしむ新聞部部長。ヒネた性格で、アブナイ発言をするという、シリーズにはいなかったタイプ。ダンボールの中を予想して、的中したのでちょっとうれしかった……。未プレイの方は予想して、結果をその目で確認してみて。 |
▲希月 心音
成歩堂なんでも事務所の新米弁護士で、本作のヒロイン。相手の声のトーンから“感情を聞き取る”能力を持つ。喜怒哀楽がハッキリしていて、表情がくるくる変わる。とくにヒヤ汗かきまくりのニガい表情や、「うぐ、えぐ」と感極まる表情(女の子らしいベソかきでなく、ええ話やともらい泣きするような顔)など、見ていて親近感が涌きましたよ。 |
●音楽がイイ!
『逆転5』に触れて、最初に思ったことは、「音楽が生音だあ! 音質がイイ!!」ということでした。本作はシリーズ初のニンテンドー3DS作品なので、従来と音質が違うのは当たり前と言えば当たり前。これまでのピコピコの電子的なBGMも味わいがあるけれど、今回のBGMはオーケストラコンサートで聴いたような広がりが感じられて。過去作の曲はアレンジされているのもうれしいトコロです。
●こんなの待ってた! 新機能&新システム
最初に遊びやすく進化した、と言った理由はコレ。新機能がいい塩梅なんです。カンタンにまとめてみました。
▲バックログ……会話をさかのぼって読み返せる機能。うっかり読み飛ばしたときや、推理するときに重宝します。
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▲セーブデータがふたつ……従来はセーブデータ、ひとつしか保存できなかったんですよね。地味に便利!
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▲探偵メモ……事件現場を調査する探偵パートの機能。つぎにやるべきことがリストで確認できるので迷わない! でも、ヒントを見たくない人は、まったく見ずにプレイもできちゃう。
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▲相談する……裁判中のみの機能。尋問でミスが続くと、画面にさりげなく“相談する”ボタンが出現。押せば、パートナーからヒントがもらえる。これも、自力でやりたい人はスルーできます。
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ね、アシストはちゃんとあるけれど、自分のスタイルに合わせてプレイできる、いい塩梅じゃあありませんか。インターフェイスもわかりやすくなっているのがイイですね。
そして、新システム。その中でも、「コレは!」と思ったのが“カンガエルート”でした。審理の最後で、これまでの情報を整理し直して推理するシステムです。裁判は二転三転するので、最初のころに扱った証拠や情報を忘れがちになりますよね?(私だけかな?) カンガエルートは事件を最初から考え直せるので、トリックや動機もしっかり理解できるし、何より、自分で推理して納得できるのがイイんです。
そして、新システム。その中でも、「コレは!」と思ったのが“カンガエルート”でした。審理の最後で、これまでの情報を整理し直して推理するシステムです。裁判は二転三転するので、最初のころに扱った証拠や情報を忘れがちになりますよね?(私だけかな?) カンガエルートは事件を最初から考え直せるので、トリックや動機もしっかり理解できるし、何より、自分で推理して納得できるのがイイんです。
▲正しい選択肢を選ぶシンプルな形で、テンポよく進むのが爽快。
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●ラスボスはまさかの……!? シナリオがスゴい!
本作はひとつひとつの事件の背景に大きな物語が流れていて、最終的にすべてが集約されていくスタイル。一連の事件の黒幕も明らかになるのですが、ホントに意外な人物なのできっと驚くはず。クリアーされた方は、未プレイの人に絶対にラスボスが誰か教えないであげてください。
また、お話を進めてメインキャラクターたちの想いがわかるにつれ、グッと来てしまうことが何度も。最近涙もろいせいかしら……。ネタバレになるので言えないけれど、ホントにラストはジーンとしました。ある人物の、ココネちゃんの呼びかたの変化にもぜひ注目してほしいです。
と、いうことで『逆転裁判5』は、シナリオよし、システムよし、キャラクターよしの三拍子揃っております。ホントはミツルギの眼鏡がカッコよすぎとか、もっと言いたいことがあるけれど、今回はこの辺で!
また、お話を進めてメインキャラクターたちの想いがわかるにつれ、グッと来てしまうことが何度も。最近涙もろいせいかしら……。ネタバレになるので言えないけれど、ホントにラストはジーンとしました。ある人物の、ココネちゃんの呼びかたの変化にもぜひ注目してほしいです。
と、いうことで『逆転裁判5』は、シナリオよし、システムよし、キャラクターよしの三拍子揃っております。ホントはミツルギの眼鏡がカッコよすぎとか、もっと言いたいことがあるけれど、今回はこの辺で!
■筆者紹介:本間ウララ
『逆転裁判5』の担当ライター。ゲームはもちろん、宝塚歌劇団の舞台など、『逆転』が絡むものはなんでも観に行きます!
『逆転裁判5』の担当ライター。ゲームはもちろん、宝塚歌劇団の舞台など、『逆転』が絡むものはなんでも観に行きます!
逆転裁判5
メーカー | カプコン |
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対応機種 | ニンテンドー3DS |
発売日 | 2013年7月25日発売 |
価格 | 5990円[税込]、ニンテンドーeショップ ダウンロード版は5990円[税込] |
ジャンル | アドベンチャー / 推理 |
(C)CAPCOM CO., LTD. 2013 ALL RIGHTS RESERVED. ※ニンテンドー3DSの3D映像は、同本体でしか見ることができません。画面写真は2D表示のものです。
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