2013年7月22日月曜日

●天狗ショックの後遺症(その1)

必ずタマゴになると確信してナケナシの魔法石を注ぎ込み、6回のコンティニューの末にようやく大天狗を討伐した俺。しかし無情にもタマゴの予定は宝箱となり、俺は人生を掛けた万馬券(……人生を掛けて万馬券買うな、って感じだが)を外した気分になって、すっかり老け込んでしまった。天狗前・天狗後で、見た目の年齢は5歳くらい進行してしまったと思う。
▲天狗前(誰だコレwww)。▲天狗後。
↑こんなに変わってしまいました。天狗、恐るべし(……見栄を張って、天狗後の写真ですら3年ほど前のものを使っていることには誰も気づかないはずだ)。

しかし、天狗ショックの真の恐怖は、天狗自身が去ったあとに真価が発揮されたことにある。……そう、さまざまな場面で“後遺症”が出たのだ。

天狗ダンジョンで失敗後、俺はしばらくのあいだメソメソとしていたのだが、ふと開いたスペシャルダンジョンにヘラ・イースがやってきていることを知り、一瞬で元気を取り戻した。そして、

「いまこそ復讐の時っ!!!!」

と怪気炎を上げ、「プラントアーミーズ精鋭メンバーよ!! ヘラ・イースに一矢報いるときが来たぞ!!!」と舌鋒鋭く叫んで、以下のパーティーを結成したのだ。



緑聖の豊麗神フレイヤをリーダーとし、サブにはプラントアーミーズの精鋭中の精鋭である、覚醒オーディン、旋風機龍カノープス、エンシェントドラゴンナイト、予見の魔神将アスタロトを配置。助っ人だけは防御を考えてアビスネプチューンにしたが、これは覚醒オーディンを助っ人にした1回目の挑戦で、第1階層、第4階層で死亡し、せっかく配られた1600万DL記念の魔法石(2個)を使ってしまった(オイ)経験による。ただそのときの感触で、

「これ、助っ人をオーディンではなく、アビネプにしたら、本気でイケちゃう気がする……!」

と、かつてなかったほどの手応えを得て、上記のメンバーで挑むことにしたのだ。

そしてこの挑戦は、大塚角満らしくないと言えばらしくないのだが、とても順調にコトが進んだ。第1階層の小物2匹を難なく撃破し、第2階層の夜天龍エリュシオン、続く究極邪龍ヘルヘイム、氷砕機龍アルデバランすら、さして危険なく屠り去ることに成功する。残るはあと2階層。俺はこの時点で、ほぼ勝利を確信していた。

「いける!!! 今度こそいけるぞ!!!」

とね。

そして運命の第5階層。目の前に現れたのは、カオスブリザードドラゴンだった。



経験上、俺はよく知っていた。こいつが“大きく口をひらいた”あとに、ドギツい攻撃を連発してくることを。なので序盤から持ってるスキルをぶちかましまくり、口を「あが……」と開ける前に「ちょちょっ!! ストップストーーーップ!!」と言って口を封じ込むことにした。

そして俺は、計画通りに立ち回った。苛烈な攻撃をアビスネプチューンに受け止めてもらいつつ、



溜めておいたスキルを連続発射。堅いカオスブリザードドラゴンの体力を、半分ほども削ることに成功した。

しかし、喜んだのも束の間……。



ズガンッッッッッ!!!!!!!

ピーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー……

「わあああああああ!!!! やっぱりこうなった!!!!」

とはいえ今回は、いままでに感じたことがないくらいの手応えを得ている。ここでコンティニューすれば、念願だったヘラ・イース打倒も夢ではない気がするのだ! よし、しよう! コンティニューを!! こういうときのために、魔法石は存在するのだから!

ところが。


どよ~~~~~ん

現実に引き戻された俺、顔面蒼白。

「あ……。う……。そ、そうだった……。魔法石、全部使っちゃったんだった……」

俺は画面をそのままに、アプリをそっと閉じた。

そして、翌日の夜……。

カオスデビルドラゴンにやられてから25時間ほどが経過したあと、俺は恐る恐るパズドラを起動してみた。丸1日以上寝かせておいたことによりなんらかの奇跡が起きて、コンティニュー可能になっているのでは……という万に一つの可能性(万に一つもねーだろ)に賭けてみようと思ったのだ。でも……。



奇跡は起こらず(あたりめーだ)、俺は「本当にあきらめますよっ!!!」とブチキレてダンジョンを後にしたのであった……。

この話、続きます……。

大塚角満Twitterアカウント→@otsuka_kadoman
大塚角満(おおつか・かどまん)……週刊ファミ通、ファミ通コンテンツ企画部副編集長。編集業務のかたわら、執筆活動を精力的にこなしており、多数の連載記事を持つ。著書に、『モンスターハンター』シリーズのプレイ日記をまとめた『逆鱗日和』シリーズが9作、『ダークソウル』のプレイ日記をまとめた『折れてたまるか!』シリーズが2作品ある。現在、ファミ通.com上でブログ“大塚角満のゲームを読む”、“『ドラゴンズドグマ』で暮らす”、アメーバブログで“大塚角満のブログ”などを連載中
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